中卒先生の神(自分)のお言葉(寝言)










2019年4月


 「綾野剛似のイケメン店員の◯◯さん」。または「わたしの彼氏は綾野剛に似たイケメン」。
こういうセリフを耳にすることがある。言うのは決まって女性だ。それも聞いたのは一度
きりではないので、「綾野剛がイケメン」と思っている女性がこの世の中にはそこそこ存在
するということだ。
 何言ってんだよ。綾野剛は全然イケメンじゃないだろうが。顔悪いぞ、あの男は。断言
してやる。綾野剛の顔は悪い! 顔の全てのパーツが徹底して貧相な正真正銘の醜男。売
れて表情、顔つきは昔より断然良くなってきたけど、やはり醜男。ドラマや映画等でいい
役、カッコイイ役をやっているからって、イケメンはないだろ。いかりや長介や片岡鶴太
郎をイケメンと言っているのと変わらないぞ。「いかりや長介似のイケメン店員の◯◯さ
ん」なんて言うわけ? 「わたしの彼氏は片岡鶴太郎に似たイケメン」なんて言うわけ? 
言わないだろ? 雰囲気に騙されて暴言吐くのもたいがいにしろよ。正気か? 捕まるっ
て、そんなことを口にしていたら。
 そう言われる店員や彼氏は、決まってつり目で目が細いんだよな。綾野剛と種類は違う
けど。ものすごく大雑把に分けて同じだ、と。瓜二つだ、と。つり目で目が細いという以
外は何も共通点が無いの。でも似ているというわけだ。つり目で目が細い醜男=綾野剛に
似たイケメンというわけだな。ふーん。「彼氏は顔のパーツのすべてがしょぼい綾野剛みた
いな醜男似のイケメン」と言った方がいいんじゃないか。もう何だかわかんないな。イケ
メンなんだか、醜男なんだか。ブケメン。
 べつに俺は綾野剛が嫌いなわけでもない。好きでもないけど。嫌いなわけではない。ま
るで興味ないけど。嫌いなわけではない。只、イケメンではないことだけは確かなので書
かずにはいられなかった。そういうことだ。
 「嵐」の相葉雅紀は三流の顔つきをしている。
 相葉くんはテレビのバラエティー番組やコマーシャル、AVで義理の娘に手を出し凌辱
して孕ませる義父の役などでもよく見かける。よく見かけるが、いつ見ても、角度を変え
て見ても、女性のパンツの股布越しで見ても三流だ。根っからの三流、徹底した三流。
 相葉くんはどういうわけかアイドルらしいが、アイドルと呼ぶにはあまりにもしょぼい
“およびでない”顔つきだ。貧乏顔。二十円で買える顔。二十円で売り飛ばせる顔。まる
で輝いていない。相葉くんは人に何かを与える顔つきではない。だが、三流の顔つきの人
間でも国民的アイドルになれる。恐るべし、ジャニーズ事務所。
 ジャニーズ事務所といえば、この男のことも書いておこう。
 少年隊の東山紀之。いつからか世間は彼のことをイケメン、いい顔だと言うようになっ
ていたが、俺は彼をいい顔だとは思っていない。思ったこともない。だが、悪い顔だとも
思っていない。でもね、中にはあの顔を“完璧”などと評する輩がいる。完璧? とんで
もない。何を勘違いしているんだ? そんなことないって。鼻が高い、鼻筋が通っている。
それだけ。要は“鼻だけがいい”顔なんだよ。つり目で目なんて細い。ああいう目が通用
するのは日本だけ、それも江戸時代までだと俺は考えている。ちょんまげが似合う、日本
の遥か昔の美男子。ああいう目はちょんまげとの相性がいい。俺が思ういい顔の定義には、
まず目が大きくなければならないというのがあるからね。うーん・・・論外。
 昔、東山は少年隊の中で一番顔が悪いとされ、一番人気がなかったよ。“目が細い冴えな
い唐変木”という感じで。顔がいい悪いの問題じゃないのかも知れないけど、少年隊のセ
ンターは錦織だしね。屈辱的だったろうなぁ、東山。よりによってセンターが錦織だなん
て・・・。
 東山のいいところは、喋る時のあの「声」だと俺は思っているんだ。ナレーションとか
もやっているけど、あの声は非常に良い。俺が女性ならあの声で、耳元で「ズビズビズバ
ンじゃありませんか?」とぜひささやいて欲しいものだ。なっ、キミもそうささやいて欲
しいだろ? なっ? 欲しいって言えよ!
 さて、今回、顔のパーツにまでいちいちケチをつけ、「顔が悪い」などと散々書いた俺だ
が、じつは人間の顔、「良い顔」「悪い顔」なんてどーでもいいと考えている。これは男女
問わずだ。今回に限らず、不細工な顔をした人間をメチャクチャにこき下ろし、書く俺だ
が、「言われたあんたは、そんな外見のことなんかで卑屈になることはない。そんなこと気
にせず、胸を張って堂々と生きればいい」などとじつは心では思っていたりする。
 「良い顔」がカッコいい人間とは限らない。「悪い顔」でもカッコイイ人間はいる。「悪い顔」でもカワイイ人間はいる。
 逆に「良い顔」なだけでカッコ悪い人間もいる。これはかなりの数いる。顔がいいだけ
に、他になんの才能もないと、他になにもできないと、頭がパーだったりすると、その顔
とのギャップでその良い顔の人間がゴミクズにしか見えなくなってくるんだよな。これよ
くいるよ。ステージで俺の右側にもいつもいる。口を利いたらあまりにも中身が空っぽで
ガッカリ、だってね。
 「良い顔」と「カッコイイ」は別物なんだよ。全く違う。
 よく「◯◯みたいな顔」になりたいとか言う人がいるけど、俺はそんなこと思ったこと
一度もないよ。歳をとって劣化して、自然に変わったりする変わり方ならいいけど、わざ
わざ違う顔に変えたいなんて思わない。自分の顔に満足してる? いや、満足もなにも・・・
こうなんだもん。こういう顔なんだもんとしか言いようがない。どうしようもない。どう
しようもないこの顔が嫌なら近づかなければいいし、口を利かなければいい。俺の顔が嫌
いな人に「こっち向いてください」なんて媚びたりしないから、俺は。提灯持ちじゃねえ
んだ。でも、戦争になったらまず一番初めにそいつを的にかけるだろうね。
 俺は“カッコイイ醜男”でいたい。
 俺は決してイケメンなんかではない。自分なりに評価すると、俺の顔は良くも悪くもな
い。誰にも似ていない自分似の醜男だ。只、顔つき、表情はピカイチだけどな。
 人間の外見なんて猿とたいして変わらないんだ。他の生物から見れば見分けがつかない。
現に俺は、マウンテンゴリラとギターのケムール星人の見分けがつかない。よく間違えて、
マウンテンゴリラに対して延々と説教をしていたりする。「家で自分一人でライブやってる
んじゃねえんだ。客の目を見てギターを弾けって言っているだろうが!」などと、マウン
テンゴリラを相手に言っていたりする。
 その程度の外見なんかに惚れるんじゃねえって。どうせなら才能に惚れろって。安いぞ、
ジャニーズファンよ。




 





中卒